のどぐろの生態

のどぐろの生息水域や食べ物などの生態を知る

のどぐろ

主に太平洋全域に生息する「のどぐろ」は正式には「アカムツ」と呼ばれ、食用として大変人気があります。

(広告)

 

 

のどぐろの生態

大きさ

のどぐろは最大で50cm、2kgまで成長しますが稀です。
現在では2kgを超えるのどぐろは幻扱いです。

 

一般的に私たちがお目にかかるのは、大きくても40cmで1kg程度になります。
最も多いのは20cm程度の200g〜300gあたりです。

 

オス、メスで成長スピードに違いがあり、寿命も異なります。
オスは4年ちょっとで20cmほどの大きさに成長します。
冒頭でご紹介した最大サイズ50cmはメスが10歳ぐらいで達する大きさです。

 

 

以下は新潟県で2003年頃に行われた年齢と成長の表です。
流石に40cm、50cmとなるようなデータはありませんでした。

アカムツの年齢と成長
年齢

メス(女)体長

オス(男)体長

1歳

8.4cm

8.5cm

2歳

13.2cm

12.7cm

3歳

17.4cm

16.3cm

4歳

21.2cm

19.4cm

5歳

24.6cm

22.1cm

6歳

27.6cm

24.4cm

 

 

平均寿命

オス、メスの寿命はそれぞれ5歳、10歳です。
のどぐろだけでなく、身近なアジも寿命は同じぐらいです。

 

人間に置き換えると、人間のオス(男性)は平均寿命が80歳なので、メス(女性)が160歳まで生きる計算になりますね。
逆に女性の86歳という平均寿命から比較すると、男は43歳ともとらえられます。
いずれにしろ、短く!太く!が「のどぐろ」メスの生き様です。

 

 

生息する水域

のどぐろの生息域

日本海区水産研究所の報告を元に図化)

のどぐろは日本だと青森県から九州南岸の日本海側・及び東シナ海沿岸、そして北海道から九州南岸の太平洋側にかけて生息しています。

 

日本全国にまたがって生息しているのがのどぐろですが、主流なのは山陰(中国地方)、九州の日本海側です。

 

世界的には太平洋西部に生息しており、日本だけでなく、東南アジア諸国、フィリピン諸島、オーストラリアにまでかけて広く分布しています。

 

 

生息する水深

のどぐろが生息する水深

 

比較的深いところにいる魚ですが、こどもの頃は水深100m、大人になるにつれて200m前後の水深を住みかとしています。
過去には水深600m(620m)から水揚げされた珍しい例も報告されています。
海中の底からは4〜5メートルあたりを泳いでいます。

 

※水深200mからが深海と呼ばれる水深なので「のどぐろ」もギリギリ深海魚と呼ぶことができます。

 

幼魚だと浅瀬までやってくることもあり、沿岸の定置網に入ることがよくあります。

 

 

何を食べているか

歯が鋭い魚で、エビ、カニなどの甲殻類、小魚、イカを主食としています。

 

釣りエサの代表例としては、サバやシャケハラスの短冊。
ホタルイカを使ったり、短冊とホタルイカの合わせ技もあります。

 

 

のどぐろは体長40cm前後の海水魚で、高級魚として珍重されています。
背中側の体色は赤紅色ですが、お腹は銀白色なことも特徴です。

 

 

産卵の時期は6月から10月で、産卵期には水深の浅いところへ移動して産卵します。

 

 

食用としての「のどぐろ」

「白身の大トロ」呼ばれるほどで生でも煮ても焼いても旨い。
赤身魚の高級魚であるキンキと対比されることもあるのどぐろですが、キロ当たり1万円を超えることもザラです。

 

値段の変動は少なく、値崩れはありません。
高級魚としてグルメ番組に取り上げられる機会も増えてきました。

 

底引き網漁や釣りなどによって収穫されます。

 

普通のスーパーではあまり見かけることがない魚でもあります。

 

旬は秋から冬と言う人もいれば、春先から夏にかけてという人もいます。
季節を問わず脂が乗っており、いわゆる「旬」の時期がほとんどない魚であるというのは、共通の認識です。

(広告)