島根県浜田産のノドグロが一番脂乗りが良い理由

島根県浜田産のノドグロが一番うまい

島根県浜田市

島根県浜田市の「のどぐろ」は個人的な感では全国一だと思っています。

 

ブランド化され、浜田市が総力を挙げて全国に広げています。
そういった意味で食べるなら徹底管理された浜田産がおすすめです。

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島根県浜田市の概要

島根県浜田市の位置

浜田市は日本海側に面した6万人が住む市ですが、年々人口減少が課題です。

 

全国的にもトップクラスの漁港

浜田市にある浜田漁港は、全国でも13港しかない「特定第3種漁港」に指定されています。
重要漁港として国が政令で定めた港なのです。

 

全国に漁港は3,000近くありますが、そのうちこれら13の漁港で日本全国の漁獲量の30%を占めています。
漁業が盛んなことがわかるかと思います。

 

他には銚子漁港(千葉)、三崎漁港(神奈川)、八戸漁港(青森)、気仙沼漁港(宮城)、下関(山口)など我々一般人でも聞いたことがある名前の漁港が名を連ねます。

 

 

シンボル魚

のどぐろは浜田市のシンボル魚とされています。

 

全国的にも都道府県ごとに花、木、鳥が必ず指定されており、その他の分類として魚や獣を定めています。
島根県の県魚はトビウオですが、浜田市はシンボル魚としてノドグロを指定しています。

 

ちなみに私の住む愛知県は「クルマエビ」。千葉はタイ。広島はカキなどです。

都道府県のシンボル一覧(wiki)より

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水産ブランドの「どんちっち三魚」

どんちっちとは

島根県浜田市では、特に力を入れている魚3種に「どんちっち」というブランドで売り出しています。

 

どんちっちとは、神楽の囃子を指す幼児言葉で、それが転じて石見神楽全体を意味するようになりました。
石見神楽は、島根西部、広島北西部の伝統芸能です。

 

これらから象って「どんちっち」と一般公募から選ばれて命名され、2004年頃から全国的にアピールを続けています。

 

きっかけは2001年頃に浜田市が陥った漁獲高の大幅減少で壊滅的な状況となったことです。
その後、危機脱出のため、漁業組合などが主導して美味しい魚を広めてきたのです。

 

 

どんちっちブランド

浜田市では魚をブランド化しており、「どんちっち」ブランドと呼ばれ、のどぐろがそのうちの1つです。

  • どんちっちノドグロ
  • どんちっちアジ
  • どんちっちカレイ

のどぐろ以外にもアジ、カレイがあり、いずれも全国有数の水揚げ量を誇ります。

 

いずれも他と比較して脂乗りが良いとされ、アジでも10%〜20%の脂乗りで、全国トップクラスです。
ちなみに私たちが普段食べるアジの脂質は3%程度なので浜田産は3倍以上トロ感があることになる。

だから浜田産は美味しいのです。

 

どんちっちブランドであれば、旬の時期に揚げられ、脂乗りも保障される確かなものになります。
素人にはわからないので、大変ありがたいことです。

 

 

どんちっちブランドは脂乗りが全国一

山陰沖西部漁場

科学的にも島根県浜田漁港(山陰沖西部漁場)で水揚げされるのどぐろは、他の地域よりも脂乗りが良いことが調査によって証明されています。
他の地域よりも3倍〜5倍の脂質を保有しています。

 

脂質の保有は、エサに関係します。
ノドグロは主にエビ、カニなどの甲殻類、小魚、イカを食べますが、これらエサのエサが山陰沖の脂質たっぷりのプランクトンに影響しています。
山陰沖の海域では「カラヌス」という体の半分が脂質のプランクトンが他の水域よりも多く生息しています。

 

脂たっぷりの食事をすると体系がヤバイことになる私たちと同じです。
ノドグロだけでなく、どんちっちブランドのアジも同じ餌なのでやはり脂質が多く含まれることになるのです。

 

プランクトンについて
ちなみに私はプランクトンとは特定の生き物だと思っていたのですが、実は水中を漂う生き物全般のことでした。
生まれたばかりの小魚や、クラゲなんかも分類されます。

 

 

どんちっちノドグロは脂乗りが保証されている?

のどぐろは季節による差ではなく個体差、つまり魚によって脂の乗りが大きく違います。
また、見た目でも脂乗りは判別ができないため、私たちが入手する場合は運に任せるしかありません。

 

 

のどぐろ脂質の測定

どんちっちノドグロは確実に脂が良いものが選別されています。

 

島根県浜田市では、脂乗りがきちんとしたものを「どんちっち」ブランドとして販売しています。
こういったブランド品を購入するのが間違えありません。

 

2005年に島根県では、果物の糖分を測定する測定器を改良し、のどぐろの脂質を測定する機器へと応用し、実用化に成功しています。

 

全国でのどぐろを口にする人たちに確実なものを提供できるように、県をあげて取り組んでいるのです。
これは消費者にとってありがたいことです。

 

 

 

まとめ

どうしても魚には個体差がでてしまう部分があるので、産地を確認して買うのが主な方法でした。

 

「どんちっち」ブランドとわかれば更に確実に上等なものが手に入ります。

 

のどぐろ愛好者としてぜひとも浜田魚港の朝市なんか行ってみたいのですが遠い・・・。
家から6時間ぐらいかかるのでいつの日か。

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